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村シリーズ第三弾『牛首村』ネタバレなしとネタバレあり感想(過去作との怖さレベルも載せてます)

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村シリーズ第三弾『牛首村』ネタバレなしとネタバレあり感想(過去作との怖さレベルも載せてます)

はじめに

村シリーズとは? 犬鳴』が思った以上に盛況だったため作られた続編と言うの名のほぼ別作品『樹海』 そして、その続編であり最新作の『牛首』のこと。

牛首村のあらすじ

ある心霊動画に映った自分そっくりの女子高生を見て驚く奏音。動画の中の女子高生は牛首マスクを無理やり被せられ、廃墟に閉じ込められるが、映像はそこで途切れていた。言い知れない胸騒ぎと不安に駆られた奏音は、動画の撮影地である富山県の坪野鉱泉に向かう。そこで彼女は「牛首村」と呼ばれるおぞましい場所の狂気と恐怖に襲われる。

怖さレベル

樹海』>『犬鳴』>『牛首

グロいレベル 『樹海』>『犬鳴』>『牛首

感想(ネタバレなし)

ぶっちゃけ微妙です。村シリーズは全て見ていますが今作が一番面白くないと思いますし、一番怖くもないと思います。(前作気持ち悪い描写多かったので怒られた?) 2作目の『樹海村』より予算が減ったのか全体的なクオリティも下がっている気がしますし、なによりストーリーがいまいちすぎる。 デートムービーとかとしても微妙な気がしますし、なんていうかうん。 と、めちゃくちゃ辛口なコメントになりました。 注意点としては、村シリーズを見たことがある人ならわかりきっていますが、スタッフロールが二部構成になっており、一度スタッフロールが始まりその後追加エピソードが流れるので席を早くたつと損します。結構いるんだよなぁ……。 毎回映画のコンセプトアート?というか表紙みたいなところによく見ると顔が描いてあるのだが、今回は上下反転しないとわからないため公式HPではわざわざ最初は上下反転してくれてるの優しい。

 

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感想(ネタバレあり)

※小説版は読んでいないので全て本編を見たうえでの感想です。

いつもの始まりかた。いつものメンツ。知らない男。

村シリーズと言えばコレ!と言っても良い気がするYoutuberが心霊スポットに行き被害に会う恒例の始まり方があるのですが、この毎回死んでいる死亡系Youtuberは何故が毎度同じ人物です。

その名もアッキーナ

当然今回も登場します。 実はこの『牛首村』を見るにあたり、実は見ていなかった『樹海村』を前日に見ていたので、 「あー、村シリーズといえばアッキーナだよなぁ」と勝手に納得していました。

始まり方も心霊スポットを回るのはこれで第三回目!とメタネタを入れつつ、いつものコメント欄には前作で全員死んだはずのメンツがいつものようにコメントしています。 不死身かアッキーナ! と、言っても並行世界のアッキーナなのでそんな気にしなくても……と、言いたいところですが─。

犬鳴村の力(血)を宿し犬鳴キッズも三作連続登場していたりするので世界観が繋がっているのが繋がっていないのかイマイチわかりません。

まぁ、一つわかることは次回作もあればまたアッキーナは死ぬのでしょう。(今回はもしかしたら生存してるかも……と、思ったけど普通に死亡)

次回作では各並行世界にいるアッキーナと犬鳴キッズの話でも良い気がします。

 

そして、村シリーズを語るにあたり外すわけにはいかない男。

 

 

ホムンクルスの主人公『名越 進』です。

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俺はなにを見ているんだってこっちのセリフじゃい

 

 

  はい、なんか最初のアルバイトしている喫茶店でニット帽+片目で人を見ている謎の男。ホムンクルスの主人公みてぇだな。このあと出番あるのかと思ったら永遠にないこの男。正体は──。 ホムンクルスの主人公でした。 映画監督同じだから出てきたらしいですね!

オリジナル作品じゃねぇんだぞ!

出すな!

だんだん雑になってる気がするストーリー

正直『樹海村』でも思った事ですが、ストーリーが若干掴みづらい。 なんか、ん?急に話進んだ? みたいな場面が複数あるのですが今作は特にその辺が後半になるにつれてどんどんおかしくなっていく。

物語の始まりは双子の妹「詩音」がアッキーナたちの悪ふざけによってエレベータから落下後行方不明になる。 それを姉の「奏音」は動画で偶然しり……。

と、言う流れなのだが、まずこの二人は過去の事件により姉の奏音は双子の妹がいることを知らずに過ごしている。そのため なぜ自分のそっくりな顔の人物がいるのか? という疑問から彼女の探しに行くのである。

遠い!怪異が遠い!

たしかに、突如爆音で「依代とは!」と叫ぶSiriなどすでに問題は起きていたが、過去の村シリーズに比べて主人公の最初の立ち位置が遠すぎる。 さすがに、向かった先にお父さんがいてそこで初めて自分に妹がいた。母親も生きていた。とか話をすると「うーん」と思ってしまう。そこは知ってて行っても良い気がする。

特に怪奇現象全般が雑で。序盤の蜃気楼に見える人も具体的に牛首村と繋がっているとか説明もなく、怪奇現象もふわっとしている。

今作は特にそのふわっとしている設定が多く。

  1. 双子の片割れを忌子として破棄する村。牛首村に行く条件はイマイチ不明
  2. 終盤牛首村(たぶん過去)行けた理由が不明
  3. そもそも詩音は生きてたのに関係者が先に死ぬ理由も不明

となんか適当な感じがある。あと窓ガラスの結露に書いたらくがきって維持できるのか? とかも気になった。 あらためてストーリーを時系列で考えてみると。

ストーリー時系列

過去

めっちゃ双子が生まれやすい村(家系?)。牛首村では双子は忌子と言われ7歳になると牛の首をかぶせて牛の子として神に返す(穴に破棄する)ことになっている。

 

詩音・奏音のおばあちゃんにあたる妙子とその双子の奇子。本来なら妙子が穴に落ちる予定だったが、何故かガバガバセキリティで牛の首をつけた妙子のよこに奇子を寝かせたままだったため、奇子面白がって牛の首を被る。そのせいで代わりの犠牲者になってしまう。 (その途中で奇子は牛首の仏壇の牛首を手に入れる) 大人になった妙子は旦那と駆け落ち的に村から出る。 その際に奇子が捨てられた穴を確認したら生きていることを知ってしまう。

 

☆たぶんラストでワープした時代

奇子がいる穴を探索しにきた村人は奇子の生存を確認。殴って殺したと判断して梯子をそのままにして退散。奇子脱出。または呪いとして外の世界へ。  

 

現在より少し前

詩音・奏音子どもの時代。 奏音が奇子神隠しされる。詩音は双子(忌子)のため奏音の場所がわかり救出。 奇子は「ひとりぼっちは寂しいからね」と話していた二人の言葉を歪に受け取る。 詩音・奏音は離れ離れに──。

 

時期不明 村の後にホテル建設。様々な事件が起こり事故物件として廃棄

 

現在(本編開始時)

アッキーナたちと共に詩音ホテルへ。

そこで異世界(牛首村)への転移条件と思われる落下するを達成した為 無事☆のところへ。 牛首村の呪いは、何故か牛首村の呪いで死んだ人間を見ることが条件?になっているっぽいため 変異的とは言え死亡したと思われる詩音を見ているアッキーナとミツキは無事呪いに感染。 どっかで二人とも落下死。

※もしかしたら描写されていないが同じ時間軸の☆位置に同じようにワープしている可能性は高い。奇子は落とされた同じような忌子を食人して生存していたと思うが、そんなぽんぽん投げ込まれるわけもないので、双子(血の呪い)以外の死亡者は奇子の食事要因として送られ食べられた? あの☆軸で死亡した場合現実でも死亡してしまう。と考えると一応つながる。

 

奏音ホムンクルスの主人公と会う

 

怪奇現象や突然腕に傷が出る 奏音は友達の蓮から動画を見て自分そっくりの詩音に興味を持つ。 蓮と現地へ。蜃気楼(逆さまの世界)に呼び出されるも蓮が事故に会いかけたことで回避。 優しい山崎さんと出会う

 

※ 蜃気楼は、蓬莱山、海市、山市、蜃市、貝櫓、喜見城、善見城、なでの渡り、狐の森、狐楯とも呼ばれ、霊亀蓬莱山・竜宮城の現れで吉祥とされる。密度の異なる大気の中で光が屈折し、地上や水上の物体が浮き上がって見えたり、逆さまに見えたりする現象

 

 

山崎さんとホテルに向かう途中で牛首村の話を教えてもらう。 山崎さんアッキーナの友達ミツキの死亡(再現PR)を見てしまったため呪い感染。 (この時すでに蓮も感染?) 蓮狙われるも奏音により生存。

実際過去ではアッキーナが同じように立ちション落とされて死亡したと思われる。1作目でおしっこ漏らしているのでマジで漏らしている可能性はある。

山崎さん追い打ちの死亡再現PRを見る。 翌日詩音の恋人倉木と遭遇。倉木も蜃気楼に呼ばれ異界に行きかけてる。

※蜃気楼に呼ばれているのは奏音と倉木だけなのを考えるとこの蜃気楼からの呼び出しは詩音が無意識に行っている可能性がある。

なんやかんやで詩音と奏音は双子の姉妹と判明。 山崎さんに呼ばれるも山崎さん呪い発動。エレベータに挟まれ落ちて死亡。

山崎さんの死亡シーンを見たため蓮も呪いに感染。

蓮一人で帰るも毎回恒例たくさんの人に囲まれ死亡。描写は無いが飛び降りたりして落下死している可能性が高い(そうじゃないと今までの死亡シーン同じにした意味がないじゃん)

なぜか牛首の仏壇の頭石(以後牛首石)を持っている。

なぜか牛首石に詩音の紐が結んである

※詩音が無意識にやった可能性が高い。死んだ描写が特殊なので蓮くんがお姉ちゃんである奏音を置いて蓮くんが帰ったので無意識に呪いで殺した可能性もある。蓮くん可哀そう。

詩音は牛首村にいる。と奏音は知り牛首村に行くためにおばあちゃんから情報収集する。

おばあちゃんと牛首石を持たせると震え始め過去の時代(☆)にワープする。

※これはたぶん詩音がやった可能性が高い。

過去の奇子が穴で発見されるも撲殺される瞬間にワープ。 穴から脱出するも奇子も外へ。 同時に穴の中で犠牲なった双子の忌子も開放される。

※村の人物と入れ替わって外に出た可能性が高い。 描写はないがアッキーナや蓮などの死亡した人物も双子の血をどこかで得ているのかもしれない。 ただ、このパターンだと子沢山すぎるだろ牛首村

奇子が詩音を乗っ取る。 奏音・詩音と一緒に飛び降り自殺。ついにで恋人倉木も落ちる。 これにより逆さまで落下の条件を満たしたため、今までは現実から異界に行っていたが 異界から現実に戻る

スタッフロール1後

牛首石を元に戻してめでたしめでたし ではなくやはり詩音は奇子に乗っ取られており 「ひとりぼっちだと寂しいものね」 と言ってエンディング  

感想2 呪いの考察

牛首村で捨てられた奇子は双子の忌子たちを食べることで呪いの力を増幅させていった。 これは前作の樹海村のコトリバコと似ていて前作は薬指でしたが今回は全身。 呪いパワーも高そうです。

奇子は過去に脱出しており、すでに呪いとして村から村の外に広がっていた。

詩音・奏音に出会った時も同じような忌子を見つけて自分と同じように苦しめようとしたと考えられます。そのため自分にとって地獄であるあの村へ異界送りさせている。

しかし、詩音は奏音を助けてしまう。だが、奏音はすでに呪われていた可能性が高く

常に誰かに見られている気がする。なにか欠けていた気がする。は単純に詩音のことを忘れているだけでなく奇子の呪いによる可能性が高いです。

現に彼女の近くにいた幽霊は詩音ではなくて奇子。 詩音・奏音の周りの人間が死亡するのは、奇子の餌にするため。

また今作のテーマの一つとして「逆さま」があり、奇子は妙子と入れ替わって犠牲者に。 上の仮説を正しいとして本来なら呪われてるのは奏音なのに詩音が犠牲者に。 死ぬとき上下逆さまに落ちる。 蜃気楼は逆さまに見える。 など、まぁそんな感じのが多く見られます。そのため異界(牛首村)に行く条件は落下(逆さまになる)なのかな?と。

感想3 個人的に微妙だったところ

上にも書いたようにストーリーはかなり雑です。やはり最後の牛首村に行くシーンはもう少し何とかならなかったのかなぁ?と思う部分があります。 山崎さんの死亡シーンも無駄に派手で、役者に仮面ライダーゼロワンがいるのであの後変身するかと思いました。 また、今回のタイトルが「牛首村」で牛の部分が「」に見える。「生首村」というめっちゃおしゃれな要素なあるのにその要素は地蔵くらいで無し。 ってか牛首要素が非常に少なく。ラスト奇子が寄生した詩音もなんか普通だし。もっと、彼岸島の斧神みたいのが来ると思っていたのでその辺も少しがっかりです。

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感想4 良いシーンもある

Shriが爆音で「依り代とは!」と叫ぶのは非常に良かったです。 最初のほうであった「聞き取りませんでした!」など、本来なら視覚・視聴することができない怪奇現象を機械は無情にも知れてしまう。というのは今後のホラー作品で増えそうだなぁと思いました。 まぁ、元々いないはずの存在がカメラに映っている心霊写真の現代版みたいな怖さがありますね。

また、牛首村の伝統も良かったです。双子は忌子。片方は人間になる7歳まで(7歳以下は神の子)生かして七歳になったら人の子ではなく牛の子として生贄に捧げる。 なんかめちゃくちゃだけど理に適っている感じがして非常に良かったです。

また、終盤。生贄なった牛首を被る忌子がその片割れに近づき一つになり二人になるシーンがありますが、ここも非常に良かったです。 最初はなんで急に分身した!?と思いましたが、片方は捨てられた双子の忌子。大人の姿になっただけで同じ人物じゃない。というのは良いなぁと思いました。(しかもスタッフロールでわかりますが全員マジな双子らしい……力の入れどころ!!)

まとめ

正直オススメできる作品じゃないですが、こうやって感想を書くと悪くなかった気がします。 ただ、テンポがゆっくりしているくせに全体的にホラーシーンも少なく淡々としているので地味に感じちゃう作品だなぁと思いました。 あと、主人公の詩音・奏音を同じ役者さんがやっているせいで、ラスト付近凄く頑張って顔を写さないようにしているの頑張ってるなぁと思いました。