レビュー18日 アイドルマスターシャイニーカラーズについて語る 1回目『朝倉透とP』後編
前編の続きです
W.I.N.Gメインストーリー③『旅に出ます』
コミュ「っていうか、思い込んでいた」
朝倉透と日誌を始めるP。理由は簡単で、朝倉透のことがわからないPはその距離を縮める。より理解するために日誌を始めます。
ここで明確に朝倉から見るP と
P から見る朝倉 が違うことに朝倉だけが気付く。
と言うコミュです。
過去に出会った人はPなのではないか?と思いつつ。
むしろ、この時点ではほぼ確信めいたものを感じています。
そして、それにPも気付いているのでないか?と半信半疑な状態なのではないかと考えられます。
けれど「旅に出ます」と日誌に書いた際は本当に何の意味もなく書いたんだろうな…と、朝倉の話が複雑に感じるのは意味のない話が本当に存在している部分なのかと思いつつ。
この「旅に出ます」を真に受けたPは朝倉を探しに走り回るわけです。
その後、朝倉を探しにきたPの様子で何もわかっていなかったことに気付きます。
(これは選択で「わからないんだよ」を選ぶとわかりやすいですね)
W.I.N.Gメインストーリー④『』
コミュ「ちゃんとやるから」
朝倉が過去にジャングルジムを上った相手はPだと確信する回です。
ここは、それに気づいた朝倉が嬉しそうで良いですね。
同時に、伝わっていると思っていた。同じ位置を上っていると思っていたが実際は違った。(ここは朝倉コミュ特有の過去と現在のシンクロ描写)
朝倉が初めてここで同じ位置につけるわけですね。
シャニマスはやはりコミュ3-4から劇的に話が進展することが多いですが、ここはかなりグッときました。
W.I.N.G優勝『プロデューサーがプレイヤーから離れる時
』
一つのEDでありプロローグであるW.I.N.G.ED
これを見終わった後かなり満足感があったのを思い出します。
今回書くにあたってもう一度プロデュースしなおしましたが
このEDは本当に良いです。
今までぼんやりしていた過去と現在が完全にシンクロします。
途中から朝倉はPが過去にジャングルジムを一緒に上った相手だと確信してるのですが、Pはわかっていない。
ここまでのコミュでPと分かり合うには、実際に会話するしかないという。
(今までのように何も言わず伝わることはない。コミュニケーションが必要ない相手)
結論が朝倉の中で出ており、それを伝えようと決意するわけです。
この辺り演出も良いです。W.I.N/G優勝後いない朝倉を探しすPと同時進行で過去を思い出す朝倉の回想が挟まります。
そして、過去に上った相手がPだとプレイヤーに伝えます。
「最初に出会ったことはプロデューサーに思い出してほしいんだ」
「ねぇ、のぼろうよ」(プレイヤーが知る由もない過去)
と朝倉から伝え過去を"プロデューサー"が思い出すことで
P=プレイヤーから離れるわけです。
そして、ここから
プロデューサー(notプレイヤー)と朝倉透の物語が始まる。
として、物語が幕を閉じる。
はぁー、めっちゃきれいに終わるなぁ。と、最初見た後にもう一回ネットで探してみて。今回もう一度見ましたが、いやこの演出。エロゲ的とかそういう風に言うのは簡単ですが、本当に良いですよ。
今までの常識を壊すED。主人公=プレイヤーから離れることで物語が終わるっていうのが個人的にすごく美しかった。
これを嫌だという人がいることもわかりますが、作品としてみたらよい終わり方です。
自分のことを全てわかってくれる。というのが幻想で
自分が目指していた場所が凄く遠いつらい道。というのも幻想で
自分の伝えたいことは言葉で伝えれば伝わり
上にいると思っていた人横にいた。
一緒に登れば結構悪くない。
一人の成長物語としても完結しているように思えます。